いつまでも手放せないでいる執着や思い込みについてのカードリーディング【D】

 

自分のことを受け容れることができず、自分への嫌悪感や不信感でいっぱいです。
受け容れがたいのは思い込みがあるせいだと思考ではわかってはいますが、心の中では「自分を受け容れたい自分 VS 自分を受け容れられない自分」の戦いが激しく繰り広げられています。
そこで生じたイライラの火の粉は、周囲の人にまで及んでしまっていることがあるでしょう。

 

あなたの手放しを阻害している大きな原因は、あなたの論理的思考にあるようです。
あなたは理屈で物事を捉え、判断する傾向が強く、齟齬や矛盾を見出したときには、辛辣に批判することも辞さないような厳しさをもっているかもしれません。

また、自尊心が高く、人からの愛情や厚意を素直に受け取ることも苦手でしょう。
誰かの成功体験を参考にすることを嫌い、それでいて易々と幸せを手にした人に対して、嫉妬や逆恨みをしてしまうこともあるのではないでしょうか。

そうした性質は刃として、あなた自身を絶え間なく傷つけ、混乱させているのではないかと思います。

 

あなたは「受け容れる」ということの意味を勘違いしているのかもしれません。

心の中で「受け容れている自分のパーツ」と「受け容れていない自分のパーツ」を二つに分類して、後者を前者の中へ押し込めようとしていませんか。
まるで袋から零れ落ちた果物を戻し入れるかのように。
そうして「受容の袋」に一つにまとめさえすれば、自分は完璧に自己受容できるのだと、そんな風に考えているのではないかと思います。

ですが、それは真の受容ではありません。

真の受容とは、「受け容れているパーツ」と「受け容れていないパーツ」をそのままの形で丸ごと包み込む心の在り方をいいます。
つまり、受け容れていないものは受け容れていないままに、それでもよしとするのです。

といっても、これは野放しにすることとは違います。
宇宙があなたに対して行っているようにするということです。

宇宙はあなたが自身を受け容れられないでいることに干渉をしません。
あなたの夢枕に立って、夜な夜な「自分を受け容れなさい」と説得することもないし、あなたが眠っている間にこっそり自己受容できる心に変えてくれたりもしません。

あなたがいつでもどれだけでも自己嫌悪や自己不信に陥ることのできる自由を与え、それを深い慈悲のまなざしで見守り続けています。

あなたが本当に自分を受け容れたいのであれば、宇宙がそうしているようにしてみてください。
無理やりに自分を変えようとするのをやめ、あなたが気に入らないと感じる自分のパーツの一つ一つを「そうあってもかまわない」と愛と寛容さをもって見つめるというレッスンを行いましょう。
受け容れられないで苛立っている自分さえもノージャッジで赦してあげてください。
再び無理やり変えようとする傾向が現われたときは、それもまた赦してください。

それを繰り返しているうち、不思議なことに、受け容れがたかったパーツそのものが、あなたが無理をしなくても受け容れられる姿に変化していくというパラドックスが起こってくるはずです。
それに伴って、言動や思考、感情も自然に調和していくでしょう。

 

… ∞ …

 

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