解釈できないオラクルカードが出てきた場合の対処法
オラクルカードでリーディングしていると、理解不能なカードに出くわしてしまうことがありませんか。
今回は、そんなときの対処法について考えてみます。
解釈ミスを確認する
詳しくは、「カードのメッセージに従っているのに、効果や変化が感じられないのはなぜ?②」に書いてあります。
ガイドブック(解説)を読み直す
カードを使い慣れてくるにつれ、一々解説を参照することもなくなってきますが、全てを記憶しているのでない限り、やはり行き詰まったら読み返すのが賢明でしょう。
忘れてしまっていた意味の中にしっくりくるものがあったり、特定の単語にひらめきを得たりすることもあるので、初心に返るつもりで丁寧に読み直してみます。
カードを追加する
解説を読み直しても解釈ができないときは、補助カードを引いてみます。
引き方にルールはありませんが、機械的に山札の一番上(または下)を採るというような霊的根拠に乏しい選び方をすると、不適切なカードが出て、さらに混迷する事態になりかねません。
初めにカードを引いたときと同様に、心をニュートラルかつクリアにしたうえで選ぶのがよいと思います。
1枚追加してもまだ読み切れないときは、集中的に質問してさらに引いてみる方法があります。
「もう少しわかりやすく教えてください」「AとBどちらの意味でいっていますか?」などと質問を重ねるのも効果的です。
たとえば、「どうすればこの願いは叶いますか?」とグッドタロットオラクルカードに尋ねたとき、「水の9」が出たとしましょう。
これは願望成就を表すカードですが、その方法を尋ねているので答えになっていません。
しかし、「特にこれから何をしなくても、近い将来叶う」とも解釈できます。
このような場合は、「何もしなくても叶うという意味ですか? 叶えるためにすべきことがあれば教えてください」と言って再度カードを選ぶとよいでしょう。
ただし、グッドタロットオラクルカードは、そもそも具体的なアドバイスには向いていないので、もっとふさわしいカードデッキに変更してカードを引くほうがよいと思います。
質問の角度を変えて、追加カードを引いてみるのも効果的です。
たとえば、システムエンジニアになるための講座を受けたいと考えているけれど、受講料が高いため躊躇しているとします。
「この講座は私にとって必要ですか?」とグッドタロットオラクルカード尋ねてみたら、「塔」が出たとしましょう。
このカードは、状況が大きく変わる前兆のサプライズを表しています。
YESかNOかわかりません。
これだけでは解釈しにくいので、質問を変えてカードを追加してみましょう。
「受講した場合、どのような結果になりますか?」
出てきたのは「風の4」。休息や癒やしを意味するカードです。
この講座を修了しても、プロとしてバリバリ働けるようになる見込みは少ないと判断できます。
しかし、その結果をとおしてアクセルを踏みすぎていたことに思い至り、たとえばセルフケアの大切さに目覚め、ライフスタイルを一新するかもしれません。
これを踏まえて「塔」を解釈すると、「求める結果は得られないのでNO」と捉えるなら「不要」、「別の恩恵はあるのでYES」と捉えるなら「必要」ということになるでしょう。
なお、オラクルカードは、未来ではなく自分の本心を知るために使うのが本来だろうと思います。
カードを見て「どう感じたか」(特に第一印象)にそのヒントがありますから、どんなメッセージであっても鵜呑みにするのではなく、自分の内側をよく観察することが本当に大切です。
(自分の内側に未来の種があるので、結局そこを見ることが未来の予見につながります。)
メッセージを文章にする
受け取ったメッセージの感想や印象ではなく、メッセージそのものを他人にプレゼントするつもりで丁寧にまとめてみます。
期待や思い込みが混じりやすいセルフリーディングも、この方法ならかなり客観的に解釈することが可能です。
またこの方法には、書いている最中にリーディングのミスに気づいたり、状況を説明した言葉が心理とダイレクトに結びついている(例:状況「ドアが閉じていて、新しい人生を呼び込めない」―心理「ハートが閉じていて、新しい人生を受け入れない」)ことを発見したりといった利点もあります。
カードを引き直す
解釈できないのは、引いたカードが適切でないからかもしれません。
カードを引き間違えていないか確認してみましょう。
(詳しくは、「カードのメッセージに従っているのに、効果や変化が感じられないのはなぜ?①」に書いてあります。)
原則的には行うべきではありませんが、カードを追加しても混乱するばかりで全くまとまらないという場合は、全カードをいったん回収して、一からやり直してみます。
このとき、自分の心理的・霊的な状態をきっちりリセットすること、カードを念入りにシャッフルすることが重要です。
浄化も必要だと感じるなら、好みの方法で行うとよいでしょう。
リフレッシュできたら、再度カードを引いてみます。
初めのカードが適切なものであれば、また同じような趣旨のカードが出てくるはずですが、今度は雑音の混じっていない解釈しやすいものになっているのではないでしょうか。
逆に、全く異なる意味合いのカードが出てきた場合は、自分のそのときの感覚を頼りに決定するとよいでしょう。
「今回のは間違いがない」と確信できるなら採用、「前回と今回のどちらが正しいのかわからない。どちらも正しくないかもしれない」と感じるときは両方却下し、時間や日を空けてリーディングするといった具合です。
また、引き直しが必要になった経緯について顧みることも忘れずに。
カードをうまく引けなかったときの外的・内的状況を記憶しておき、次回からはそれを避けるようにします。索除外
#検索除外