グッドタロットオラクルカード★使用レビュー

2019-09-03カードの紹介,カードの使用レビューオラクルカード

【考察】バージョンではかなり厳しいことを書いてしまいましたので、
こちらの【レビュー】バージョンでは、
「あら、悪くないじゃない」と印象を改めていただけるような感想をしたためます。

※当記事は広告を含みます。

 

 

たぶんタロットではない

タロットをベースにして作られた、占いもできるオラクルカードといったところ。
ただし、原語版のタイトルには、「オラクルカード」という言葉は入っていません。

カードのサイズは、たぶん一般的なオラクルカードサイズ

私が持っているHay HouseのものはH128×W89ですが、JMA・アソシエイツ（ライトワークス）のものは、縦が1ミリ小さいかもしれません。

カードの枚数は、タロットのフルデッキと同じ

伝統的なタロットのフルデッキと同じく78枚あります。

ガイドブックのサイズは、カードとほぼ同じ

1ページにつき1カードの解説が掲載されています。

逆位置は採らない

正位置のみでリーディングが可能なのかどうか、作者は事前にモニタリングをして確認しています。
とはいえ、伝統的なタロットのように使いたいと直感的に思うのであれば、それに従ってもかまわないとのことです。

正逆が裏からわかる

光があって明るいほうが上です。
何が何でもこのデッキに逆位置を持ち込みたがる人もいるようで、正逆がわかるバッキングはけしからんという意見もあります。

絵柄が美麗

このデッキの最大の魅力といっても過言ではないでしょう。
異口同音に賞賛されています。
写真をベースに加工を施したものではないでしょうか。
デッサンの狂いが気になって仕方ないという、リーディングの邪魔にしかならない感想に心を奪われなくてすむのは、私にとっては大きな利点です。

作りが丈夫

Hay House製（アメリカ版）のことしかわかりませんが、カードは薄手でありながらかなり頑丈です。
（日本製のほうが若干分厚いという噂があったような。）
執拗なシャッフルに対する耐久性も相当あると思います。
縁にざらつきがなく、つるりとしているので、コーティング加工をしてあるかもしれません。
箱も厚手でしっかりしています。

ボリュームがある

引いたカードに対して質問を重ね、どんどん追加で引いていくというスタイルでも、カードが不足するということがまずないので、深堀りできます。
ただ、ボリュームがあるだけに、ヒンズーシャッフルはしんどいです。
（ディールかオーバーハンドがおすすめ。）

タロットの意味とは結構違う

タロット本来の意味からエッセンスを抽出したもの、一部をクローズアップしたもの、かなりカスタマイズされているものなどが渾然一体となっているため、タロッティストの方は慣れるまで混乱するんじゃないでしょうか。
タロットとして使いたいのであれば、素直にオーソドックスなタロットを購入するほうが賢明です。
グッドタロットは、サイズも大きくてシャッフルしにくいですし、広げると場所もとります。

絶望・恐怖させるようなカードはない

ポジティブ心理学に根ざして作られており、そこは配慮されています。
ウェイト版の「塔」「死神」「悪魔」「ソードの10」などのおっかない絵柄が苦手な人でも、安心して使えるはずです。

占い的な使い方もできる

状況を表すカードが多いので、タロットのように過去・現在・未来というスプレッドを使って、一連の流れを読むことができます。
疎遠になった相手の状態や心境を占うことも可能です。
ただ、タロットより圧倒的にポジティブな意味のカードが多いため、結果も当然そちらへ傾きがちになります。
この点は好みが分かれるところかもしれません。

エネルギーがクリアな感じがする

あくまで主観ですが、シャープな印象です。
アナウンサー的といったらいいでしょうか。
シャッフルによる物理的な疲労感は別として、精神的・霊的な疲れはほぼ感じないので、長丁場でも平気です。

リーディングが難しい

これについては、「グッドタロットオラクルカードはなぜこんなに読みにくいのかとひとしきり」にて、たっぷり書きました。
プロのカードリーダーですら、使いこなすのに時間がかかったという話もありますので、ビギナー向きではありません。
ですが、正真正銘初心者の私でも、場数を踏む＆以下の方法で、どうにか読めるようにはなってきました。

ほかのデッキと組み合わせることでポテンシャルが引き出せる

使ってみると中途半端な感じがぬぐえないグッドタロットですが、アドバイスが具体的で明瞭なデッキを伴走者として加えると、驚くほど威力を発揮します。
手持ちの中では、「アンサー・イズ・シンプル・オラクルカード」「バッチフラワー・オラクルカード」との相性が抜群です（いずれも解説が秀逸）。
グッドタロットで状況や流れを読み取り、これらのカードでそれに対する解決法を尋ねるという使い方なら、ビギナーでもそこそこ深みのある実践的なアドバイスを引き出せます。

 

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