カードのメッセージに従っているのに、効果や変化が感じられないのはなぜ？①【不適当なカードを引いているから】

カードを引く際、自分の精神的・霊的な状態に注意を払うようにします。

予想・期待・恐れなどのエゴがあるとき、雑念にとらわれて集中できていないときは、適切でないカードを引きやすくなるものです。

しかし、それが質問に対してストレートな答えになっていたり、自分の予想や期待どおりであったりすると、あたかもそれが正しいように思えるもの。
しかも、そういう状態であっても、繰り返し同じ質問をしてみると、同一または同様の意味をもつカードを引いたりします。
そうなると、ほとんど疑いを抱くことがありません。

これを回避するには、予想・期待・恐れ・その他の雑念などを極力静め、中庸に努めることがポイントになります。

どうしてもそういう状態になれないときは、思い切って「引かない」のが賢明です。
どのみち不適当なカードしか選べないのであれば、何もしないのがベストでしょう。
下手にメッセージを受け取っても、翻弄されるだけですから。

高次元存在や領域とコネクトできているかどうか確認できる感性をもっていないなら、そういったものとつながろうとすることをやめてみるのも一つの方法です。
自分の外にある何かとつながらなくてもメッセージは受け取れますし、本当の答えは自分の中からしか見つかりません。
特にHSPの人は、低級霊媒体質でもあったりするので、コネクトを試みるのではなく、先述の「中庸」を意識したほうが無難です。

カードデッキにはそれぞれ特性や得手不得があります。
繰り返し使っていると、そのデッキの守備範囲がわかってくるため、自然と答えをもっていそうなデッキを選択することになるでしょう。

ジャンル的にはマッチしているものの、答えに該当するカードが存在しないときは、そのデッキを使う気になれなかったり、手に持っても霊的な反応がなかったりすることから、それとわかるかもしれません。

メッセージを受け取る準備が十分に整っていて、かつメッセージが的確であれば、受け取ったときに必ず腑に落ちる感覚が訪れるはずです。
これは思考を超越した得心であり、場合によってはその瞬間に意識が変容します。

「自分の気に入る答えしかほしくない」「未来のことを訊いて好奇心を満足させたい」という不純な意図をもって引いた場合は、的外れなカードが高確率で出てくるでしょう。
このような場合はもう娯楽と開き直って、出てきたカードを信頼しないことです。

なお、答えを受け取る準備が整っていないからといって、必ずしも的外れなカードが出てくるわけではありません。
メッセージを受け取って行動する時期が来ているのに、ぐずぐずしていて準備を整えようとしていないときには、「早く受け取れ。これが答えだ」といわんばかりの勢い（例：カードが派手に飛び出す、3回以上同じカードが出る）でカードが現れたりするので、それだとわかります。

準備が整っているか、準備を整えようとしているか、整えようとすらしていないのか、自分をよく観察すれば、引いたカードが適切か否かを判断する目安が得られるのではないでしょうか。

タロットでは、上から5または7の倍数目で順にカードを採っていく方法がメジャーです。

オラクルカードでもこの方法を採用していて、答えに信憑性を感じられないのであれば、広げたカードから任意のものを選ぶ、1枚選ぶごとにシャッフルし直すなど、不規則に引くとよいと思います。