ソウルフル タロット★使用レビュー(ワンオラクルのおまけ付き)
タロットカードは世に数多ありますが、こちらは正位置のみで読むことを前提としたデッキです。
オラクルカードの補足としてもおすすめ☆
ガイドブック付きなので、初心者でもすぐに占いを始めることができます。
※当記事は広告を含みます。
- 直感的に「ピン!」ときた方
- タロットを使って心理を探りたい方
- タロットの知識をまだあまりもっていない方
- 正位置のみでのリーディングに興味のある方
カードのサイズは小さめ
H1106×W60でシャッフルしやすい小ぶりのサイズ。
あつらえて作ったのかと思うほど、私(ドワーフ)の手にはぴったりです。
キャラメルタイプの箱に入っています。
カードの滑りが抜群によい
実によく滑ります。蝋のような手触りのコーティングが施してあるようです。
ヒンズーシャッフル(トランプの一般的なシャッフル方法)は、盛大にカードがジャンピングするので向きません。
【追記】
カードを使い込んだらほどほどの滑りになりました。
ヒンズーシャッフルでもさほどジャンピングしません。
チープな作りに見えるも意外と丈夫
一見、ただの厚紙に見えるのですが、執拗なシャッフルに対する耐久性は意外とあります。
ただし、バッキングが黒いので、摩擦による角の色落ちは目立ちます。
フラットなエネルギー
タロットはネガティブ度の高い意味をもつカードを含むせいか、オラクルカードと比較すると、どうしても波動が重く感じられるのですが、これは初めて手にした瞬間、無機質といっていいほどフラットで驚きました。
「タロットデッキがほしいけれど、重いエネルギーは苦手で…」と敬遠してきた方でも扱いやすいかもしれません。
逆位置は採らない
このカードデッキの最大の特徴は、なんといっても正位置でしか読まないこと。
しかし、だからといって逆位置の意味が全部カットされているということではありません。
1枚の中に逆位置の意味も含まれていたり、カードによっては、むしろ逆位置の意味のほうが強調されていたりするものもあります。
逆位置を採用しているタロットに慣れてしまっている方にとっては、違和感を拭えない読み方かもしれませんが、筆者が述べているように、占うことより自分の心を映し出す鏡として扱うのであれば、この読み方のほうが適しているかもしれません。
複雑な意味が読み取れるイラスト
ウエイト版の死神・塔・悪魔などは怖がる方も多いと思いますが、このデッキではかなりマイルドに表現されているので、受け入れやすいのではないでしょうか。
特に、悪魔は、「どうしたの? 大丈夫?」と思わず声をかけたくなるような絵柄で、ウエイト版のそれとはまったく異なる印象です。
また、ポジティブとネガティブの両方の意味を含むカードでは、能面のごとくいずれにも見える絶妙な表情が描かれていたりして、細やかな配慮が見られます。
ただし、ウエイト版に比べ、モチーフがかなり省略されている点は賛否両論あるかもしれません。
メリットを挙げるとすれば、目移りする要素が少ないため、初心者でも混乱なくリーディングできること、直感的なイメージを優先しやすいことでしょうか。
スプレッドやリーディング例も役に立つ
すぐに占えるよう、ガイドブックには複数のスプレッドが掲載されています。
リーディング例は、特に初心者にとって心強いガイドになってくれるでしょう。
たとえば、「試練」を表すカードとして「太陽」が出たというような、読み慣れていないと戸惑ってしまうようなパターンを挙げ、説得力のある解釈を示しています。
まず自分なりにリーディングをしたあとで筆者の解釈を読むと、その差異から自分に足りないものが見えるため、これから勉強を始められる方には大いに参考になるでしょう。
オラクルカードに馴染んでいる方にぴったり
ガイドブックにこうあります。
タロットは心理学的なツールとしてもとてもパワフルな効果を持っているのです。タロットカードを読み解く時は、まず教科書的な『意味』に飛びつかずにカードをじっくり眺め、全体から受ける印象を味わってみましょう。そして浮かんだイメージの中に自分の気持ちと通じ合うものがないかどうか、じっくりと考えてゆくのです。すると、新たな自分の一面、過去のトラウマ、隠されていた恐れ、ひそかな自尊心などが浮かんでくるかもしれません。どんな思いであれ、まっすぐに向き合い、自分の新しい側面を引き出してみてください。
タロットの意味を知ったうえで、そこに囚われず、絵柄から受ける印象のなかから自分の心理を探り当てていくというスタンスは、オラクルカードリーディングのそれとそっくりです。
非常に残念なのは、小アルカナの2~10までがモチーフのみのイラストになっているせいで、絵柄に心理を反映させるのが困難なこと。
場合によっては、強烈なメッセージを受け取ることもありますが、ウエイト版などと比べると、惹起される感情はほぼないに等しいと感じます。
キーワードが足りないと感じるかもしれない
ガイドブックには、カードの意味(解説)とキーワードが書かれています。
キーワードだけではわかりにくいニュアンスも、意味を読むことで理解を深めることができるので、引いたカードに間違いがなければ、極端に迷うことはないでしょう。
ただ、列記しているキーワードに、もう少し多様性をもたせてもよかったのではないか思うことがあります。
ガイドブックに書かれているどのキーワードでもピンとこず、書かれていない意味で解釈すると、腑に落ちる場面が時折あるのです。
しかもその意味は、タロットの解釈では一般的なものだったりします。
タロットはユーザーが非常に多いため、一般的な意味は集合意識に組み込まれているかもしれません。
だとすると、「自分はこの意味では絶対に解釈しない」と明確に意図しているのでもない限り、ガイドブックに書かれていない意味をもって出てくることもあると考えるのが自然でしょう。
私はしっくりくることが最も大切だと思っているので、このガイドブックで腑に落ちないときは、インターネットで情報を探して補完しています。
ちなみに、このカードデッキの「恋人」には、「選択」の意味は当てられていません。
そのままラブラブの意味です。
イラストからも選択のニュアンスは読み取れませんし、逆位置もありませんので、自分と意中の人との恋占いで出てきたときには、素直に万歳しておきましょう。
ここまでお読みくださった方々へワンオラクルをプレゼントいたします。
何か一つ質問を思い浮かべてください。
よろしいですか…?
出てきたカードは「カップのペイジ」。
絵柄はこちらからご覧ください。
ガイドブックからキーワードを引用します。
直感的にピンときたもの、心が引っかかったものが質問への答え・ヒントです。
感受性豊かな若者、やさしい若者、創造力豊かな若者、心地よさ、新鮮な驚き、子供のような無垢さ、中世的な若者、ロマンチックな感受性、やさしさ、傷つきやすさ、ラブレターが届く、若い心をもつアーティスト、おひとよし、未体験の喜び、善意