バッチフラワー・オラクルカード★使用レビュー

2019-09-11カードの紹介,カードの使用レビューオラクルカード

このデッキの醍醐味は、カードを引いて、自分に必要なフラワーエッセンスを知るところにあるようですが、ガイドブックにもあるように、これに限らず自分が心地よいと感じる方法で使うこともできます。

バッチフラワーのことを何も知らなくても、全く問題ありません。

※当記事は広告を含みます。

バッチフラワー・オラクルカード

著者 / スザンネ・ヴィンベルグ
翻訳 / 二村朝子

バッチフラワー・オラクルカードを
おすすめしたい方

直感的に「ピン！」ときた方
バッチフラワーに興味のある方
自分の心と深く向き合いたい方
具体的なアドバイスや解決方法を求める方
カードを通じてヒーリングやセラピーを行いたい方

カードのサイズは、たぶん一般的なオラクルカードサイズ

H130×W89です。

カードの数は38枚

少なめなので、場所をとりません。

ガイドブックのサイズは、カードとほぼ同じ

1枚のカードにつき、解説は1ページです。

逆位置は採らない

裏側は正逆がわからないデザインですが、逆位置の意味はありません。

カードの滑りがとてもよい

つるんつるんです。特に新しいうちは滑りまくりでした。

表側のデザインは、アンサー・イズ・シンプルに似ている

上部のデザインは、ほとんどアンサー・イズ・シンプルオラクル・カードと同じです。
下部には、キーセンテンスと短い解説が記載されているため、英語がわかればガイドブックを読まなくても趣旨をつかむことができます。

イラストは作者本人の手によるもので、達者とはいえませんが味のある水彩画です。
私はこのイラストの波長が気に入って購入を決めました。
暗い色調のカードもありますが、怖い絵柄はまったくありません。
惜しむらくは、Larchのカードに明らかな修整漏れがあることですね…。（私が持っているのは初版です）

オラクルというよりヒーリングかセラピー

バッチフラワーは、優しく心を癒やし、自分の魂とつなぎ直すことを目的としているだけに、このデッキの眼目も心のヒーリングとなっています。
波動がオラクルカードよりおとなしく、スピリチュアル色も薄いので、そういったものが苦手な方でも比較的馴染みやすいと思います。

ふわふわキラキラぶっ飛び感はありません。
自分の心と静かに深く向き合いたいときのセラピーアイテムとして役に立ちます。

簡潔にして密度の高い解説

1カード当たりの解説の文字数は少ないのですが、さらっと読んでしまうと、誤解したり重要なメッセージを取りこぼしたりしてしまうほど、非常に濃い内容となっています。
具体的な構成は、花の名前（エッセンス名）、キーメッセージ、「○○（現在の心）から○○（癒やされた後の心）へ」、具体的な解説、特徴とヒント、ポジティブ・キーワード、アファメーションとなっており、盛りだくさんです。

一部を引用してみましょう。

スイートチェストナット：信念を持ち、身をゆだねる

闇から光へ
時に私たちの周囲から光が完全に消えたように見えることがあります。深刻な危機に陥ると、この世の終わりのように感じるものです。しかしそれは終わりではなく、新たな信念の始まりなのです。（後略）

解説を参考にしないタイプの人には向かない

解説を無視してリーディングすることもできなくはないでしょうが、それではこのデッキの本懐を遂げることはできません。
絵柄からのみ読みたいのであれば、ほかのデッキを使用されることをおすすめします。

アドバイスや解決法を求めるためのもの

イエス・ノーや未来予測といった占い的な使い方には向いていません。
何度か試してみましたが、リーディングが難しく、デッキの波動が乱れてきたのでやめました。
心身の状態が優れないとき、環境の不都合が心的要因によるものではないかと思われるときに使うのが本来でしょう。
自分が気づいていない心の側面を優しくも鋭く指摘してきますが、全く嫌味がなく、癒やすためのヒントが書かれているので、現実味のある希望をもつことができます。

カードの作りが甘い

たまたま不良品に当たっただけかもしれないのですが、新品の1枚のバッキングに、ほくろのような黒いインクのしみがついていました。
さらに、よーく見ると、カードの角部分に、切れの悪くなった刃で力まかせにカットしたと思しき跡が十枚以上に渡ってついており、いくらもシャッフルしないうちに予想通りそこが剥げました。
どこまでボロくなるんだろうかと、なぜか半ば楽しみにしながら使用を続けているのですが、破損はほとんど進行していないようです。
気になる方は、購入後すぐに検品なさったほうがよいと思います。