思い込みを手放すには? 古い信念の解消方法をオラクルカードで探ってみよう

カードの活用法オラクルカード,自分で癒やす

 

前回の「もう自由になっていい! 自分を束縛している信念をオラクルカードで探ってみよう」の続きです。

オラクルカードを心の掘り下げに使っている方は少ないかもしれませんが、適切なカードデッキを選び、適切にリーディングすれば、セラピーレベルの癒やしも不可能ではありません。

そのポテンシャルを引き出す意味も込めて、今回は、不要になった信念の手放し方をオラクルカードで探る方法を考えてみます。

前回の 「バッチフラワー・オラクルカード」の話を振り返ってみましょう。

古い信念の手放しを示唆する「ロックウォーター」というカード出た。

Q:「その信念とは具体的にどんなものですか?」

A:「不浄、自己否定」

ここまで掘り下げました。

仮にこの質問者が実在するとして、さらに掘り下げてみます。

質問者は、「不浄、自己否定」に思い当たるところはありますが、どうやってそれを手放せばいいのかわかりません。
そこでさらに質問をします。

Q:「どうやってそれを手放せばいいですか?」

A:「自分自身に責任を持つ」 「自信喪失から新しい力へ」

出たのは「エルム」というカード。
「自分自身に責任を持つ」という意味が置かれています。
「自信喪失から新しい力へ」は解説の見出し(要点)です。

質問者は、過去に自信喪失につながる体験したのでしょう。
それは自分を忌まわしいものと感じさせた出来事だったかもしれません。

自分に力を見出せない人は、依存的になります。
この質問者も主体的に生きているようには感じられません。
そうした生き方がますます自己否定に拍車をかけてしまっている、そんな像が浮かんできます。
おそらく人生のさまざまな場面で、不具合を感じているはずです。

オラクルカードは、「そういう人生はもう卒業する時期ですよ」と伝えてきています。

もう一枚追加として、今度は「アンサー・イズ・シンプル・オラクルカード」から引いてみましょう。

「心を開きましょう」が出ました。

解説を引用します。

今このとき、自分自身を開くことがとても大切です。なぜなら、人生が、愛の贈り物を届けようとしているからです。(中略)エゴは、苦しみや失望を恐れているので、心の扉をピシャリと閉めています。エゴはあなたを守ろうとしているのですが、閉じた心は苦しみを与えるだけです。閉じた心は大いなる源から切り離されているので、決してあなたを守ることができません。

この2枚をもとに、質問者自身がリーディングすると、アドバイスはこんな風になるかもしれません。(あくまで一例です)

自信喪失につながった過去の体験を思い出し、それが今の自分の信念を作っているということ、今日まで自らの意思でそれを握りしめてきていたことを腑に落とす。
そうとわかった今、もうそれは手放してよい。
そして委縮していた心を開いていけば、ソースとつながり、本来の自分は守られ愛されている尊い存在であることが自然とわかる。
それがすなわち、過去の自己イメージに対する執着(=思い込み)の手放しとなる。

他人にはなかなかわからない心の機微というものは、誰にでもあるものです。
セルフリーディングの醍醐味は、そこに直接触れられる点にあるといってよいでしょう。

質問者が実在する人物なら、カードの絵柄からも情報を受け取れる可能性があります。
潜在意識は言葉よりも絵柄に反応するそうですから、心の奥深くに潜んでいる思いをそこに見ることもあるかもしれません。

また、解説の中に、心を強く動かされるフレーズや記憶を呼び覚まされる事例を発見するなどしたときには、メッセージをより繊細に感じ取ることができるでしょう。

しかし、そうすんなりとわかる場合ばかりでもありません。
頭ではメッセージを理解できたものの、その先に進めず、立ち止まってしまうことも考えられます。

この場合は、自分が引いたオラクルカードに書いてあるフラワーエッセンスを使う方法ももちろんありますが、インターネットや書籍などで、それ以外のアイテムやメソッド、心理学や悟りに関するガイダンスなどを探してみてもよいと思います。
それらに触れるうちに、メッセージの意味がもっと深く理解できるようになるかもしれません。

エネルギーを直接動かすことで解消したいのなら、ヒーリングを受けるという選択肢もあります。
(目的に適した種類のヒーリングであることが条件です。)

ちなみに、今回は使用しませんでしたが、原因となった過去の出来事を探りたいときは、タロットやアンサー・イズ・シンプル・オラクルカードも有効です。
カード本来の意味に囚われず、直感を働かせて読むとよいでしょう。

誤訳の恐れもあるので妄信は禁物ですが、ヒントやトリガーとしての効果は期待できると思います。

 

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