俯瞰のワーク
ひらめきが降ってきたので、備忘録を兼ねて記しておきます。
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スピードというトランプゲームをご存じでしょうか。
馴染みがなければオセロを思い出してください。
あれは自分が対戦しているときよりも、端で眺めているときのほうが、適切な動かし方がよりわかるものですね。
この視点は「客観」といってよいと思います。
問題解決に有効に作用することも少なくないでしょう。
ただ、霊的変容期において視点の転換(次元上昇)が求められるときには、客観ではおよそ歯が立ちません。
必要なのは「俯瞰」です。
「自分と向き合いましょう」「自分の内側を見ましょう」などとオラクルカードでアドバイスされたときにも、客観よりも俯瞰が重要になります。
しかし、体感として「俯瞰」は理解しにくいかもしれません。
以下の写真画像をしばらく眺めてください。
あなたが今ご覧になったのは赤ちゃんの写真画像ですね。
実はあなたは同時に別のものも見ていました。
それは何でしょうか?
答えが出たら、以下のリンクをクリック(タップ)してください。
答えを見る
答えは「ブラウザ(PC・タブレット・スマホの画面)」です。
では、ここで改めて以下の写真画像を見て、「自分が見ているのは写真画像である」と認識してください。
次に、肉眼の視点はそのままにして、「自分が見ているのはブラウザである」と意識の視点を移動してみましょう。
どうでしょう。
肉眼に映るものは同じであるにもかかわらず、感覚は変化したはずです。
意識の視点が一歩後ろへ下がるような、対象から離れるような、あるいは浮き上がるような独特の感じを覚えたかもしれません。
私はこれは俯瞰の一種だと考えています。
「感情や起こっていることをあるがままに見る」ときの視点も、写真画像を目にしながら意識をブラウザに置く感覚とほとんど同じです。
写真画像(現象)に意識の視点があるときは、そこから得られるさまざまな情報に心や頭が刺激されて動きが生じますが、ひとたびブラウザ(現象を映し出しているもの)に意識の視点を移せば、その動きに対する知覚はずっと穏やかなものになり、現象に翻弄されにくくなります。
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