カードのメッセージに従っているのに、効果や変化が感じられないのはなぜ?④【行動が不足しているから】

考察・所見オラクルカード

 

考えられる原因 その4
行動が不足している
A

継続が必要なのにすぐやめてしまっている場合、大きな効果を期待することはできません。
何か月、何年とかけて少しずつ観念を昇華していきながら、現実に変化をもたらすようなものは、一朝一夕にはいかないものです。

手放し(let go)・降伏(surrender)・許し(forgive)などは、多くの場合、軽々に行えるようなものではないでしょう。
それに関して、二度と執着することも、抗うことも、非難することもなくなった状態になって初めて、十分行動を起こしたといえます。


☆考えられる解決法☆

デイリーガイダンス的なカードの使い方では、長期的な取り組みは見えてこないかもしれません。
ここぞというときには、解消したい事柄にフォーカスして質問し、スプレッドなどを使って多角的に、深くリーディングするとよいのではないでしょうか。

とはいえ、カードが与えてくれるガイダンスには限界があります。
必要な行動が自分の内側に関するものである場合は、心や宇宙の仕組みを知ることが重要なヒントになることが多いものです。
心理学や悟りに関する書物・ネット記事など読んでみるとよいでしょう。

また、実際には少しずつ変化しているものの、それがあまりに緩やかで自覚できていない場合もあると思います。
これに関しては、内観の際に、自分の考えや思いを文章として記録しておくことが役立つかもしれません。
しばらくしてから読み返してみると、知らないうちに自分の心や視点が変わり、それに伴って現実世界への感じ方や現象そのものに変化が起こっていることに気づける可能性があります。

B

「停止しなさい」「外的刺激から離れて自分と静かに向き合いなさい」とアドバイスされたとき、すぐにしびれを切らして、自我の欲求の赴くまま動いているというときも、 状況は好転しにくいものです。


☆考えられる解決法☆

ブレーキを踏むのも行動の一つです。
どうしても動かずにいられないのなら、自我の諦めがつくまで、いっそとことんやり切るとよいと思います。
本当に停止することが必要なのであれば、近い将来止まらざるを得ないような状況になるでしょう。

C

本当は必要な行動が複数あるのに、カードから読み取ったアドバイスが一つしかなかった場合は、不満足な結果になることがあるかもしれません。


☆考えられる解決法☆

引いたカードの枚数が少ないと、得られる情報も必然的に少なくなります。
自分で枚数を決めないで、「必要な分だけ全部出してください」と高次元の存在に伝えながらシャッフルし、ジャンピングカードをすべて採用するという方法を試してみるとよいかもしれません。

また、「感謝すること」「謝ること」の二つが偉大な解決策になる場面は人生のなかで多々ありますが、この両方を含んでいるカードデッキは、さほど存在していない気がします。
使用したカードデッキに必要な行動が網羅されているとは限らないという点を踏まえ、メッセージの異なるデッキを複数利用することも大切でしょう。
D

行動を示唆するカードをあまり含まないデッキを使うと、当然行動に関するガイダンスも少なくなり、結果として行動不足に陥ることもあると思います。


☆考えられる解決法☆

たとえば「グッドタロットオラクルカード」のような状況を表すカードがメインのデッキを使った場合、何もする必要がないような気になるものです。
しかもリーディング結果がポジティブに偏りがちなので、何となく気分が良くなり、それで終わってしまったりします。

しかしこれは、日頃の不摂生はそのままに、ちょっとマッサージをしてもらって体が楽になるのと似たようなものです。
時間が経てばまた具合が悪くなり、解決には結びつきません。

本気で状況を変えたいと思うのなら、行動を明示してくれそうなカードデッキを選ぶことが必要です。